株式会社西原環境

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事例紹介

CASE

し尿・下水の汚水処理の共同化で事業運営を効率化

岩見沢市 南光園処理場 様

市内で発生するし尿や浄化槽汚泥等を、既存の下水処理場に整備した共同汚水処理施設で共同処理。これにより、老朽化したし尿処理場の改築更新は不要となりました。

除塵設備として採用されたロータマットスクリーンは、1台でし渣の洗浄・脱水ができて目詰まりを起こしにくく、し尿下水投入施設でも衛生性と作業性を確保します。

キーワード
し尿下水道投入 広域化・共同化
キャッチ画像

事業実施の背景

  • 岩見沢市内で発生する非水洗化世帯の汲み取りし尿や浄化槽汚泥、農業集落排水施設汚泥は、文向台衛生センターで処理していました。
  • 文向台衛生センターの供用開始は昭和43年11月。施設の老朽化が著しく、改築更新には多額の費用がかかると見込まれました。
  • 下水道事業の整備及び人口減少に伴い収集汚泥量が減少。将来的にも人口減少が予想されています。
検討の結果、市は当該施設を改築更新して使用し続けるよりも、既存の下水処理場にてし尿・浄化槽汚泥等を処理する方が経済的に有利だと判断。
汚水処理施設共同整備(MICS)事業により、効率的なし尿・浄化槽の汚水処理を行うこととしました。

事業概要

し尿及び浄化槽汚泥を共同処理するため、南光園処理場(下水処理場)内に建設した共同汚水処理施設の周辺整備を行いました。

施設名称 共同汚水処理施設
処理能力 浄化槽汚泥等受入量(日最大):34.5 kL/日
汚泥投入先:消化タンク
供用開始 平成31年 (2019年) 4月1日

施設フロー

施設フロー

適用技術

ロータマットスクリーン RM1型

サンプル

ロータマットは捕捉・洗浄・搬送・脱水の4つの機能をコンパクトに一体化したスクリーンユニットです。
除塵設備の処理フローを簡素化でき、省エネ・低コストで、メンテナンス項目も少ない機能的な除塵設備を実現します。

し尿下水投入施設での採用メリット

  • 1台の機器でし渣の洗浄・脱水ができるため、施設の機器点数を少なくできる
  • 駆動装置1台で固液分離・脱水ができるため、保守点検が容易で、省エネルギー
  • 浄化槽汚泥に含まれる高濃度油脂類が流入しても、回転レーキがスクリーンの隙間を常時洗浄しているため、油分による目詰まりを起こしにくい
  • 運転中は常時スクリーンに洗浄水を供給することで、捕捉し渣に付着する糞塊を洗い流せる
  • 捕捉し渣はスクリューコンベヤで搬送・脱水された後、コンテナに直接投入されるため、搬出時の衛生性・作業性が向上

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