事例紹介
CASE
担体を用いた水処理への更新で、市勢に応じた合理的な施設運用を実現
岩見沢市 南光園処理場 様
既存の新系水処理施設をリンポープロセスに更新し、処理水量をアップ。
老朽化した旧系施設の改築・更新が不要になるとともに、維持管理性も向上。
市勢が変化し流入水量が増減しても、担体の増減で水量に応じた能力に変更できる、合理的な運用を実現可能な施設となりました。
- キーワード
- 老朽化対策 躯体増設なし 処理水量アップ
施設概要
施設名称 | 南光園処理場(北海道岩見沢市) |
処理方式 | 標準活性汚泥法 |
排除方式 | 分流式(一部合流) |
導入前の課題
- 旧系施設が老朽化
- 将来的な人口減少が見込まれる
- 躯体増設はしたくないが、新系施設は全量処理には足りない
適用技術
リンポーC (処理水量増加対応)
活性汚泥を保持する担体(リンポーキューブ)を反応タンクに投入し、
既存の処理施設の増設を行わずに、処理水量の増加に対応します。
リンポーキューブが活性汚泥を高濃度に保持し、反応タンク内の総MLSS濃度を高く保てるため、
最終沈殿池の固形物負荷を上げずに処理水量アップが可能です。
導入後の効果
- 躯体増設なく新系の処理水量1.5倍
- 老朽化した旧系の改築・更新は不要に
- 既存の新系施設を活用し、段階的な整備で仮設が不要
- 市勢に応じた柔軟な施設運用が可能
人口増加に伴う流入水量の増加 → 担体を投入し、処理水量アップ
人口減少に伴う流入水量の減少 → 担体を取り除き、水量に応じた施設に
リンポープロセス導入系列の外観
ばっ気時のリンポーキューブの様子
汚泥沈降性が向上。冬季も安定的な水処理を維持。