製品・サービス
PRODUCTS
回転羽根付き汚泥かき寄せ機
ロータリーフィン汚泥掻寄機
重力濃縮槽の汚泥掻寄機に取り付けた回転羽根の効果で、固液分離の促進と濃縮性能を向上。後段の汚泥処理の効率化や返流水負荷を軽減します。下水処理施設や農業集落排水処理施設、上水処理施設の汚泥濃縮槽に適用可能です。
平成25年度 建設技術審査証明書審査証明 取得
- キーワード
- 維持管理性 安全性 既存施設の活用

特徴

- 安定的な重力濃縮槽の維持管理を実現
- 浄水汚泥、下水汚泥に両対応
- 後段の汚泥処理を効率化
- 返流水負荷を軽減
- 設置動力は従来の重力濃縮槽と同様
技術概要

■構造
RFC は回転羽根付の中央駆動型汚泥掻寄機です。
従来の汚泥掻寄機の上に軽量ながら物理的応力の高い樹脂製の回転羽根をセンターウェル周囲に円筒状に配した構造になっています。

■回転羽根の作用
流入汚泥を回転羽根内側に保持し、くの字形の特長的な形状の羽根が汚泥掻寄機の回転に従い回転羽根を緩やかに回転します。
すると羽根と汚泥の回転速度差により回転羽根の内側と外側の汚泥はフロック化し、粒子径の大きいフロックに成長します。
フロック化により水抜け効果が促進され、汚泥の分離・沈降速度が上昇します。

■圧密高さ増加による濃縮汚泥高濃度化
流入汚泥を回転羽根の内側に保持することで汚泥界面が高く維持されます。
その結果、汚泥の圧縮・圧密領域が増加し、濃縮汚泥が高濃度化します。
なお回転羽根間の隙間は縦に長いスリット状のため、し渣等による閉塞の懸念はありません。
■分離面積増加による水質改善
回転羽根内側への流入汚泥の保持と羽根間からの分離液流出により、汚泥界面の形状が凸形となることで、回転羽根外側の汚泥界面と羽根表面が分離面となります。
その結果、汚泥と水を分離する分離面積が大きくなり汚泥界面の低下や分離液水質が改善します。
原理フロー
横にスクロールしてご覧いただけます
汚泥の保持 界面変動抑制 |
回転羽根内側 回転羽根内側に流入汚泥を保持 |
回転羽根外側 回転羽根により汚泥流入時の 越流堰付近の界面変動を抑制 |
![]() |
---|---|---|---|
▼ | |||
フロック化の促進 | 緩やかに回転する回転羽根と汚泥の速度差により、汚泥のフロック化を促進 | ![]() |
|
▼ | |||
固液分離
|
分離液はスリット状の隙間から回転羽根外側へと緩やかに流出。
汚泥は回転羽根の内側に保持。 |
![]() |
|
回転羽根内側
フロック化の促進により内側の界面が上昇することで圧密高さが増加 |
回転羽根外側
羽根間のスリット状の隙間が 「分離面」の役割を果たすことで 分離面積が増加 |
||
▼
|
|||
圧密効果増大による
濃縮汚泥の高濃度化
|
分離効率向上による 上澄水の水質改善 |
デモ実験機
RFCの濃縮性能を模擬的に再現した小型のデモ実験機がございます。 お問い合わせフォームよりご相談ください。


事例紹介
動画
お問い合わせ
製品やサービスの選定、技術的なご質問、お見積りのご相談などのお問い合わせを承っております。
以下のお問い合わせフォームからご相談内容をお送りください。
資料ダウンロード

製品の仕様など詳しい内容は、カタログをご覧ください。