水の活用を通じて、社会に貢献する。

これが1917年の創業以来、私たち西原環境が変わらず抱いている思いです。
公衆衛生や環境保護に対する意識が今ほど進んでいなかった時代から、水を通じて環境衛生問題の解決、向上に取り組んでまいりました。
し尿処理から始まり、変化しつづける時代の要請に対応しながら、常に水処理を軸にし、現在では市民生活にとって必要不可欠な社会インフラの一つである上下水道処理施設の設計、建設、運転・維持管理を中心に仕事をしています。

しかし、ここ数年、上下水道事業を取り巻く環境は大きく変化しています。水質汚濁の防止のために処理場建設を猛スピードで推進した時代から、今では建設した施設を効率よく運転管理し維持する時代へと変わってきています。さらに、自治体の財政難や技術者の不足、施設の老朽化や人口減少、頻発する自然災害への対応、脱炭素化、そして汚泥の資源化、AIを活用したDX化の推進など、新たな社会課題に対して、私たちに期待されるものも変化してきています。またその内容は、技術的な問題のみならず事業経営に関わることまで多岐にわたっています。

私たちは2006年に、世界的な総合環境ソリューションプロバイダーであるヴェオリアグループの一員となり、世界中の先進的な技術や経営ノウハウを取り入れています。グローバルな視野を持ちながら、地域のお客さま（ローカル）に密着した「グローカル」な企業として、多様化する上下水処理の課題解決にチャレンジしていきます。

創業者から引き継ぐ「自然から得たものは自然に返す」という基本理念のもと、これまで蓄積してきた技術的な知見や経験に、積極的にイノベーティブな技術や考え方を取り入れ、これからも社会に貢献する企業であり続けます。

代表取締役社長　西原 幸志